プロの手にあれこれ言うのも恐れ多いので、自分の手のみ振り返ります。
黒がバターズ、白が中村プロです。以下名前は省略し、黒・白とのみ表記します。
１ゲーム目は大した面白いポジションはなく、出目よく下のポジションまで進みダブル／パスで１点先制しました。
ポジション1
5ポイントマッチ 黒0-白0
ピップ 黒133-白155
| Analyzed in XG Roller++ | No double | Double/Take |
| Player Winning Chances: | 73.22% (G:36.02% B:1.17%) | 73.04% (G:37.63% B:1.14%) |
| Opponent Winning Chances: | 26.78% (G:5.08% B:0.22%) | 26.96% (G:5.48% B:0.27%) |
| Cubeless Equities | +0.759 | +1.706 |
| Cubeful Equities | ||
| No double: | +0.991 (-0.009) | |
| Double/Take: | +1.469 (+0.469) | |
 Double/Pass: |
+1.000 | |
| Best Cube action: Double / Pass | ||
eXtreme Gammon Version: 2.10, MET: Kazaross XG2
2ゲーム目は早速つまづきました。
ポジション2
5ポイントマッチ 黒1-白0
ピップ 黒167-白160
1. XG Roller++ 24/15 eq:-0.124
Player: 47.03% (G:10.00% B:0.36%)
Opponent: 52.97% (G:14.65% B:0.53%)
* 2. XG Roller++ 24/18 13/10 eq:-0.156 (-0.031)
Player: 46.33% (G:10.44% B:0.40%)
Opponent: 53.67% (G:15.46% B:0.61%)
3. XG Roller++ 13/7 6/3* eq:-0.165 (-0.040)
Player: 45.98% (G:11.89% B:0.48%)
Opponent: 54.02% (G:16.24% B:1.06%)
4. XG Roller++ 24/18 6/3* eq:-0.199 (-0.075)
Player: 45.65% (G:10.16% B:0.39%)
Opponent: 54.35% (G:16.57% B:0.74%)
5. XG Roller++ 24/21 13/7 eq:-0.207 (-0.082)
Player: 44.45% (G:11.30% B:0.40%)
Opponent: 55.55% (G:15.55% B:0.74%)
eXtreme Gammon Version: 2.10, MET: Kazaross XG2
レスポンス（2手目）をAnki*1というアプリを使って少しづつ覚えている。覚えているはずなのに間違える。
中盤のややこしい場面で緑のエラーならば、「別にいいじゃん」と切り捨てることがあっても、レスポンスの緑は許しちゃいけない。
白がスプリットしているので、13/10と下ろすとオープニングで13/10と下ろしたときよりもヒットされやすい（5通りが11通りになる）。更に24/18とアクションプレーをしているため、1、6絡みでもヒットされてしまう。
なので24/15としてしまえば、ヒットされる目を少しは抑えることができる。
白がプライミングゲームで進み、白からのダブルをテイク。
ポジション3
5ポイントマッチ 黒1-白0
ピップ 黒134-白110
1. XG Roller++ 8/3 6/5 eq:-0.580
Player: 19.29% (G:1.14% B:0.02%)
Opponent: 80.71% (G:4.43% B:0.11%)
2. XG Roller++ 6/1 2/1 eq:-0.590 (-0.010)
Player: 19.08% (G:1.03% B:0.01%)
Opponent: 80.92% (G:4.73% B:0.09%)
3. XG Roller++ 8/7 8/3 eq:-0.590 (-0.010)
Player: 18.55% (G:0.87% B:0.01%)
Opponent: 81.45% (G:3.80% B:0.08%)
4. XG Roller++ 8/2 eq:-0.592 (-0.013)
Player: 18.83% (G:1.01% B:0.01%)
Opponent: 81.17% (G:4.46% B:0.10%)
5. XG Roller++ 6/5 6/1 eq:-0.598 (-0.019)
Player: 18.62% (G:1.09% B:0.01%)
Opponent: 81.38% (G:4.57% B:0.10%)
eXtreme Gammon Version: 2.10, MET: Kazaross XG2
ヒットするかしないか問題です。実戦ではヒットしましたが、エラーでした。
白はフルプライムにリーチが掛かっているので、プライムを伸ばさせないようにとテンポヒットしたのが失敗でした。
ヒットしたところで2ポイントのカバーができず、それをリターンされてしまうと、ギャモン負け率が上がってしまいます。
ミッドポイントは触らずに、インナー強化の準備をすればよいようです。
白のプライムが崩れ始めて、ラン対ホールディングの形に。
ポジション4
待ち構えてヒットして逆転…といきたかったのですが、この5ゾロでコンタクトを無くし、レースにします。
この時点で黒の勝率は41.4％です。デカゾロ振れればなんとかなりそうです。
ポジション5
5ポイントマッチ 黒1-白0
ピップ 黒19-白11
Analyzed in XG Roller++
Player Winning Chances: 77.04% (G:0.00% B:0.00%)
Opponent Winning Chances: 22.96% (G:0.00% B:0.00%)
Cubeless Equities: No Double=+0.541, Double=+1.441
Cubeful Equities:
*No redouble: +0.818 (-0.182)
Redouble/Take: +1.170 (+0.170)
Redouble/Pass: +1.000
Best Cube action: Redouble / Pass
eXtreme Gammon Version: 2.10, MET: Kazaross XG2
何を勘違いしたのか、ここでリダブルのことを一つも考えずロールしてしまいました。
白はゾロ目を一度も振らなかった場合、4ロールで7枚全てベアオフします。4ロール確定です。
一方黒は残り6枚なので、ゾロ目がなければ3ロールかかりますが、3ロール確定ではありません。4を振ってしまうと6/2とか5/1とするしかなく、1ロール分損をしてしまいます。きっちりとした計算の仕方はわかりませんが、1ロール分損をしてしまう可能性を考えて、黒は3.5ロールとします。
確定4ロール同士なら振り番側の勝率は約75％です。ならば、3.5ロール対4ロールはどう考えてもダブルしなければなりません。
まず上がり合いは、一手一手キューブを考えなくてはいけません。反省です。
実戦で黒は33を振り、白はゾロ目を振ることができず、次に黒ダブル／白パスとなって、3-0になりました。
ポジション6
5ポイントマッチ 黒3-白0
ピップ 黒163-白162
* 1. XG Roller++ 24/21 6/2* eq:+0.094
Player: 55.03% (G:17.20% B:0.84%)
Opponent: 44.97% (G:11.77% B:0.55%)
2. XG Roller++ 24/21 13/9 eq:+0.075 (-0.019)
Player: 54.97% (G:17.16% B:0.84%)
Opponent: 45.03% (G:12.50% B:0.54%)
3. XG Roller++ 13/10 13/9 eq:+0.071 (-0.024)
Player: 54.46% (G:18.45% B:0.86%)
Opponent: 45.54% (G:12.67% B:0.72%)
4. XG Roller++ 24/20 13/10 eq:+0.068 (-0.026)
Player: 54.76% (G:16.86% B:0.86%)
Opponent: 45.24% (G:12.31% B:0.51%)
5. XG Roller++ 24/21 24/20 eq:+0.036 (-0.058)
Player: 54.01% (G:15.25% B:0.75%)
Opponent: 45.99% (G:12.44% B:0.45%)
eXtreme Gammon Version: 2.10, MET: Kazaross XG2
少し迷いました。24/21 13/9や24/20 13/10と普通にスプリット＆ダウンすると、白にポイント作り、アンカー作り、ヒットと好き放題やられるのが不満でした。
24/21 6/2*とすれば、 次の白は片方の目をエンターに費やすため、ゾロ目を振らない限りは先に述べた3つうち、ポイント作りがしにくくなります。
ヒットしたことで、4通りだけではありますがダンスする可能性もあります。
ヒットと同時にバックマンをスプリットする、「ヒットアンドスプリット」という手筋です。
黒がバックマンをうまく逃し、ランニングゲームの体制になりました。
ポジション7
5ポイントマッチ 黒3-白0
ピップ 黒112-白150
Analyzed in XG Roller++
Player Winning Chances: 82.37% (G:7.91% B:0.13%)
Opponent Winning Chances: 17.63% (G:1.12% B:0.02%)
Cubeless Equities: No Double=+0.783, Double=+1.957
Cubeful Equities:
No double: +0.988 (-0.012)
Double/Take: +1.376 (+0.376)
*Double/Pass: +1.000
Best Cube action: Double / Pass
eXtreme Gammon Version: 2.10, MET: Kazaross XG2
マッチ勝利まであと2点のとき（2awayと言います）、「ギャモン勝ち」や「シングル勝ち×2倍キューブ」でピッタリ勝つことが理想ですが、なかなかそううまく行きません。実際はダブル／パスで4-0クロフォードに持ち込むことが多いように思います。
ここでダブル／パスで、4-0クロフォードです。
ポジション8
5ポイントマッチ 黒4-白0 クロフォード
ピップ 黒142-白127
1. XG Roller++ Bar/21 7/4* eq:-0.003
Player: 50.84% (G:18.60% B:1.32%)
Opponent: 49.16% (G:18.23% B:0.49%)
* 2. XG Roller++ Bar/21 10/7 eq:-0.056 (-0.053)
Player: 47.77% (G:13.31% B:0.70%)
Opponent: 52.23% (G:11.34% B:0.24%)
3. XG Roller++ Bar/21 6/3* eq:-0.096 (-0.093)
Player: 46.21% (G:15.74% B:1.07%)
Opponent: 53.79% (G:19.45% B:0.45%)
4. XG Roller++ Bar/18 eq:-0.152 (-0.148)
Player: 43.36% (G:12.41% B:0.74%)
Opponent: 56.64% (G:18.80% B:0.33%)
5. XG Roller++ Bar/21 8/5 eq:-0.207 (-0.204)
Player: 41.08% (G:13.06% B:0.84%)
Opponent: 58.92% (G:26.30% B:0.66%)
eXtreme Gammon Version: 2.10, MET: Kazaross XG2
ルースヒットしない手を選びましたが、Bar/21 7/4* とルースヒットするべきでした。
白が3ポイントボードで黒が2ポイントボード、白のボードの方が強いために打ち合いをためらいましたが、白は23ポイントにブロットを抱えています。大体このブロットがなかったとしても3ポイントボードなので9/36でしかダンスしません。「ヒットされたらどうしよう」なんて恐れるほど白のボードは強くないのです。
黒はシングル負けで4-1、ギャモン負けで4-2というスコアになります。どちらにしても白はマッチ勝利のために、シングル勝ち2回かギャモン勝ち1回がのどちらかが必要になるため、このスコアで黒はギャモン負けすることを恐れなくても良いです。
ポジション9
この時点で黒の勝率は18.7％です。しかし、ここから逆転して勝つことができました。
