Butters's Free Book

バックギャモンのことを不定期更新。他

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勝負の後に

 バックギャモンに限らず将棋、囲碁、他のボードゲームやeスポーツでもあるのかどうかわかりませんが、いや多分いると思いますが、試合や対局に負けた人をおちょくるような言動をするのは本当に良くない。

 先日見たある方のバックギャモン配信で、その配信者さんが連敗しだすとコメント欄がそういったコメントをするものがチラホラ。少し前にもまた別の方のバックギャモン配信で、配信者が負けると「草」だなんだと…誰とは言わないがコメントしているのは同じ人。

 人の配信でいち視聴者が正義マンぶって、「よくないですよ」なんて言っていいものかどうかもわからないし、もちろん配信者とそういうコメントをする人の間の関係性もあるだろうから。親しい者同士のいわゆる「イジり」というやつなら、第三者が口を出す権利もない。ただどうしても我慢ならないので、ここに書きます。

 

 私の体験談になりますが、

 

バックギャモン例会で負けが込んで自分の実力なのか出目が悪いのか全く勝てない日がありました。そうすると一部の参加者から、「〇〇さん、今日は何しに来たの?」だの「いつになったら勝つんですかw」だの…例会の記録のために勝者が対戦表に結果を記入をするのですが、わざわざその対戦表を見に行って、「えーと、〇〇さんは…あれ?勝ってないじゃないですか~」なんていうのも。

 まあこれらもイジりの類なんでしょうけど、私からすると「もう放っておいてくれ!」という気持ちです。そういうのを許せる関係性だと思っていない。そもそもあなた方が負けた時私は何か言っていますか?笑顔こそ見せたとしても、「ありがとうございました」と礼をした後、余計なことは言わずサイコロを片付けて黙って席を立ちます。さらに言えば当時の参加者のレベルからいっても、私は下から数えれば早い方で、どちらかといえば負ける確率のほうが高いのです。にもかかわらずイジりをやめようとはしません。「いやー今日は勝てないっすね!アハハ」なんて自虐する気も起こらず、だからって不機嫌な感情を表に出すのも違うから、努めておとなしくしていたのですが、そういう振る舞いのせいで格好の餌食にされてしまったようです。

 よっぽど例会の途中で帰ってやろうかとも思いましたが、負けっぱなしで逃げ帰るような形になるのはシャクなので、その時点で「もうこの例会には二度と来るまい。」と誓いつつもサイコロを振り続けました。そして、これを最後に例会に行くのをやめました。それどころかバックギャモンをする気も失せて、その間は半引退状態でしたね。INBCで1ポイントのミニ大会があるときぐらいはちょこちょこ参加していましたが。

 半年ほどたって、どれだけ”人”に嫌な目に合わされてもやっぱりバックギャモンそのものは嫌いになれなくて、久しぶりに例会に参加しようと会場へ。そしたら、「どうして来なくなったんですか?」だって。お前らのせいじゃ!

 一応フォローしときますと、例会の参加者全員からそういうイジりを受けたわけではないということだけハッキリさせておきます。あくまで一部の人からです。

 その次だったか次の次の例会で、また似たようなことがあってそれでその例会に参加するのはやめました。この件に関してはこちらの対応というか、その後の私の言動にもよくないところがあったので、一方的に相手だけを悪者にする気はありませんが。

 とまあそれ以来、ライブ対戦からは遠ざかっているのですが、JBSの大会に出る気がなくなったわけではありません。フェスティバルや、王位戦、大阪オープンなどいつか参加できればと思っています。コロナ禍や自分の経済的な問題もありますがいずれは。

 

 SNSや配信のコメント欄なのでバックギャモン普及についての議論が盛んになることがあります。「もっと見やすい動画があったほうがいい」だの、「こんな大会があるといい」など。

 そういったことも大事でしょうが、その前に私は楽しくバックギャモンが遊べる環境づくりが大事と考えます、その理由は前に書いた経験が全てです。負けて悔しい思いをしているところに追い打ちをかける言葉をかける人がいる集まりに参加したいでしょうか?

 「負けた人をバカにするのはやめましょう」だなんて、小学生向けの将棋教室*1じゃないんだから…

*1:もし間違っていたら、将棋関係者の皆さんすみません。